昨日ママが保育園に先生と打ち合わせしたときに聞いたことが、すごいと思ったから書くね。
君は来年から小学生になるんだけど、気になることがあれば、保育園の先生と相談して、小学校の先生に伝えることができる、支援シートというものがある。
その打ち合わせが昨日だった。
君は環境が変わると、話しているときにどもることがあった。
たぶん3歳児の学年に上がったときだったと思うけど、今までの学年での行動から縦割りになり、2つ上の人たちとも一緒に行動するようになった。
その時にどもりがすごくて、普通の人でも多少どもることがあるけど、その範囲を超えていると思えるほどどもってた。
他の子にも変な喋り方って言われたりしてたみたい。
3ヶ月から半年くらいで治ったけど、もしかしたら小学校に上がって環境ががらっと変わったときには、それがまた出るかもしれないから、小学校の先生に伝えておこうってママと決めた。
この支援シートは問題児だけが書くわけでもなく、気になることがあれば書くということで、3割か4割くらいの人が利用するんだって。
だから書くことにしたよ。
保育園の担任のF先生とママが何を書くか相談したんだけど、例えば調子に乗ると止まらないことがある、
とか多少悪いこともあるらしいんだけど、良いこともたくさんあって、
1つとてもすごいと思ったことがあった。
保育園では朝や夕方の会があって、その時間に子供が何でも良いから発表をする時間があって、
例えば、ブロックでこれを作った、とかこんな葉っぱを見つけた、とか明日は遊園地に行く、
とか何でも言って良いらしい。
君ももちろん発表したりするんだけど、
でもすごいのは他の人が発表したときに、君は率先して「すごいねー」って言ったりするんだって。
そうすると他の人もそうだねーってなって一体感ができるらしい。
保育園には保育士の指導のために大学の先生が来て、保育園の中を見て回ることがあるらしいんだけど、
その大学の先生に担任のF先生は聞いたらしいんだよね。
その発表で「すごいね」って言っているからか、他の子が何かを作ったときにみんな君に見せに来るんだって。
きっと君にすごいねーって言ってもらうために。
ママがこのことを少し君に聞いたときには、本当にすごいって思うんだよーって。
でも小さい子が持ってくるのはやはり変なものも多いけど、
小さいのによく頑張ったねって言うんだって。
だから君の周りには人が集まる。
これ聞いたときに涙が出た。
人を褒めることはその人を認めるということ。
自分もいろいろやっていたりするときに人のことなんて気にしていられないのが普通だと思うけど、
見せに来たその子のことをちゃんと見てあげて褒めてあげる、
すごく大切なことだなーって思った。
そのちょっとした気配り?で、人は集まってくる。
僕も含めて他の人はそのちょっとしたことがなかなかできないものなんじゃないのかな。
それが6歳でできてるっていうのはすごいね。
大学の先生もすごいって言ってくれたみたい。
僕はいつも人のためになることをやりたいって思っているけど、
仕事とかではなくても、そういうちょっとしたことでも良いのかもしれないなー。
君から学ぶことは多いなー