AIや人工知能を少し勉強すると出てくるフレーム問題。
有限の情報処理能力しかないロボットには、現実に起こりうる問題全てに対処することができないことを示すもの、という説明があるけど、
それは人間も同じ。
じゃあ人間はどうしているかというと、考えることを限定しているだけ。
例えば歩道を歩いているだけでリスクに晒されることはたくさんある。
横にあるビルの上から何かが落ちてくる、車が操作を誤って後ろから突っ込んでくる、看板が落ちてくる。
地面が陥没する、マンホールが落ちる、など。
でも人間はそんなことをいちいち考えて歩いていない。
だから怪我をしたり、あたったりするのだけれど、そんなことをすべて考えながら歩いていたら、前に進めないし、外なんて出られない。
家の中ですら危険に思い動けないかもしれない。
世の中にはたくさんの情報が溢れている。
テレビでは日々悪いニュースが流れている。
友達からは嘘が本当かわからない情報を聞くし、インターネットでは知りもしない人があたかも全てを知っているかのように情報を記載している。
これらの情報もフレーム問題と同じように人は取捨選択しなければいけない。
最近では児童虐待の問題や韓国との政治問題がよくニュースで流れており、
どちらも無視はできない問題ではあるが、それを聞いてイライラしていても意味がない。
その情報から得られることを考え、それを踏まえた行動をすることは必要だが、
それ以上の行動や感情を持つべきではない。
それよりも今自分の仕事や生活で考えなければいけないことがたくさんあるのだから。
まさにフレーム問題と同じ。
意味に伝えたいこと、情報は取捨選択できるんだよ。
聞かないほうが良いこともあるし、逆に全てを知ることもできない。
自分を信じて、自分が真実だと思えることを信じて、自分にとって大切なことだけしっかり考えて行動する。
自分のリソース(時間)は有限だからね。